陽子線治療装置などの消費電力の大きな最先端の高度医療機器を揃えた新築の総合病院であり、コージェネレーションの導入により省エネ・経済性・防災性向上などを目的としたエネルギーサービスが採用されました。排熱は冷房・暖房・給湯・ロードヒーティングなどに総合的に利用され、エネルギー利用効率の向上が追求されています。
コージェネレーション(370kW×2台)/
排熱投入型吸収式冷温水機(300USRT×1基)/
冷却塔/ガス配管/冷却水配管/計測制御盤等
札幌近郊の5店舗で受託サービスが採用されています。設備導入や更新の際に、コージェネレーション導入、ボイラーの最適容量選定などコスト削減につながる提案を実施しています。昨年度は2店舗のGHP更新で、経済産業省の補助金(設備費の3分の1を補助)を活用し、エネルギーサービス料金を大きく低減しました。設備故障時や設備更新時の営業停止期間も最低限に抑えられています。
無圧式温水ヒーター(1,163kW×2台)/
マイクロコージェネレーション(25kW×1台)/
給湯器(50号×6台)/ガス配管等
マイクロコージェネレーション(5kW×1台)/
真空温水ヒーター(186kW×2台)
ポンプ/温水配管/ガス配管等
220kWのコージェネレーションが導入されていましたが、近年はホテル内の電力負荷が減少し、逆潮流防止機能が働いて定格で発電できない状態でした。逆潮流あり連系に変更するEMS提案が採用され、逆潮流電力は北ガスが買い取ることにより、コージェネレーションを定格で効率よく運用することができるようになりました。
コージェネレーション(230kW×1台) ※お客さま所有/
排ガス温水ボイラー ※お客さま所有/
計測制御盤
A重油のボイラーで給湯・暖房が行われていましたが、天然ガスボイラーへの切り替えと停電対応型マイクロコージェネレーションの新規設置をご提案。補助金を活用した受託サービスで採用されました。胆振東部地震の際も停電対応型マイクロコージェネレーションによりナースステーションや吸入ポンプなどの重要な医療機器へ電気を送ることができ、活躍しました。
マイクロコージェネレーション(35kW×2台)/
真空温水ヒーター(581kW×1台 756kW×2台)/
ポンプ/ガス配管/計測制御盤等
マイクロコージェネレーション(35kW×4台)/
吸収式冷温水機(冷却能力 210USRT×1基)/
LNGサテライト設備(60kL×1基)/
空冷チラーユニット(冷却能力 150kW×4台)/
蒸気ボイラー(2t/h×2台 2.5t/h×1台)/
ガス配管、蒸気・冷温水配管等多数
低温物流センターと畜産・デリカの商品製造を行うプロセスセンターの新築計画において、ガス発電機の受託サービスが採用されました。平常時は高効率なガス発電機により二酸化炭素排出量を削減し、停電時には非常用発電機として機能することで建物の災害対策にも寄与しています。
ガス発電機(700kW×2台)/
GHP(計275馬力)/
冷却塔/ガス配管/冷却水配管等
電子カルテの導入等により建物の電力コスト増が懸念されていましたが、コージェネレーション導入と給湯・暖房への排熱利用設備設置による光熱費削減の提案を行いました。引渡し後もコージェネレーションの定期的な保守や最適運転管理を実施することにより省エネと省コストを実現しています。
コージェネレーション(35kW×2台)※お客さま所有/
計測制御盤